復讐鬼 新日本暴行暗黒史

★★★★☆:1968年 日本
監督:若松孝二
出演:吉沢健、津島明子、その他

感想メモ:村八分の青年が、妹を村人に犯され、死の間際まで追い詰められた挙句、復讐の鬼となる、という単線的な物語。時々もういいだろう、やりすぎだよ、と思いそうになる瞬間に、受けた仕打ちのフラッシュバックが、これでもかと挿入されていく。山間の農村の美しい風景の中なのに、無闇、矢鱈と、画面に張り詰めた緊張の走りまくる若松孝二節炸裂のバイオレンス*1。寝る前にいっちょ見とこうっと思ったのを、いやというほど、後悔させられました。こんなの見ちゃったら、怖くって寝れねーよぅ。

*1:脚本は出口出足立正生)。